おじさん顛末

みそじおじさんのゆかいな顛末

金継ぎやらないか?

全国200万の金継ぎファンの皆さん、こんにちは。 金継ぎ初心者の私がきましたよ。恐れ入ります。

もう一年前になるんだけど、Twitterで金継ぎの記録をつけていました。 それをやっとまとめつ、というのが今回の趣旨です。 post数がそれなりの量になっていたので、そのまま時系列で貼り付けていきます。 長いんですが、それは勘弁してください。

途中でも触れていますが、本当に金継ぎって人によってやりかたバラバラなんですよ。 ぼくも一年前は以下のようにやりましたが、今思えば改善点は沢山あります。 ぼくのやりかたも「金継ぎのひとつのやりかた」程度に思ってくださいね。 だいたいぼく初心者素人だし。

でも、金継ぎは本当に面白い作業で、 手を動かすのが好きな人、プラモが好きな人、漆を素手で触っても平気な人、 まあとにかくちょっときになったなら、皆んな試しにやってみるといいですよ。

では、はりきって参りましょー。

今思うと、朱合漆はいらなかった気もする。 たしか精製の度合いで名前が変わるんですが(曖昧ですみません) 朱などを混ぜて色漆にしない限り、生漆だけで足りると思います。

金粉、今思えば買っといても良かったな〜と。 ほんと少しの量で蒔きはできますんでね。 何より、仕上がりがダンチです。

これはちょっと米の粒子が荒かったですね。 米粉を作ってそれを煮るか、もっと念入りに練る必要があります。

これね、仮留めめちゃくちゃですね。はみ出てるし… あとで出てきますが、面でベタッとはるんじゃなく、 こう、縁から縁へ、渡すようにマステを貼るのがいいです。

まったく被れないんで、今の仕事を失ったら漆職人に弟子入りしようと思います。

100均に温湿度計が売られたりしてるので、使いましょう。 温度管理は結構大事で、寒くなると全然乾かないし、 湿気が強いと表面だけすぐに乾いてシワシワになっちゃったりします。

これはこれでなかなかの接着力でした。 なんとなくですが、磁器は麦漆がいいんじゃないかな?

面倒なので、この直後には直接手で成形してます。 みんなマネしないでね!

錆漆は目止めに使うようなイメージですね。 沖縄のやちむんみたいな、表面がざらついている陶器だと 表面の細かい凹凸に入り込んじゃうんで注意が必要です。

「撫でる」と書きましたが、本当に撫でちゃダメです。 ほわほわ、と綿で乗せていくようなイメージです。 あまり横に動かしちゃうと、漆がビャッって擦ったようになっちゃいます。

一件落着。

はい、ここ大事ですね。わざわざ調べたんだから、偉いでしょ? ロハスみたいなノリで金継ぎに取り組んでる人は、真鍮なんて信じられないみたいですが、 こういう風にちゃんとデータを見れば不安なことはありません。 ていうか、毎日使ってれば緑青なんて吹きません。

とはいえ、嫌な人に無理強いするつもりはないので、 気になるなら金を使うのがいいです。 ぼくだって予算にゆとりがあれば金を使いますからね。 だって綺麗だもん。

メラミンでこすりすぎると簡単に真鍮粉はとれちゃいます

こういうことがあるので、漆は少しずつ塗り重ねるのがベターです。 塗っては削り、塗っては削り。 そういう手間が、直接仕上がりに影響します。

ぼくは実家が寺なんですが、仏具には漆がよく使われます。 とくに、払子。(白いヒゲみたいな、お坊さんが葬式で振り回してるやつ) これのいいやつは、柄の部分が漆で、芯材に2センチくらい漆を塗り重ね、 さらにそこに彫刻を施して仕上げます。

これが本当に美しいんですよ。 なるほど、漆を塗り重ねるというのは、 時間を積み重ねているんだなあ、と思いましたね。

と、まあいい話風に持って行こうと思いましたが、 そんな堅苦しく考える必要はどこにもないです。

金継ぎ、楽しいからやってみてね。